
0:000:00
“邪道”大仁田厚率いるFMWEが2025年最終戦『FMWEホーム第14戦~Barbed Wire Jungle~』を本拠地の神奈川・鶴見青果市場で開催した。大仁田が初代タイガーマスクの愛弟子である間下隼人(ストロングスタイルプロレス)によもやのフォール負けを喫したが、2026年に向け前を向いた。 今大会で大仁田は『プロレスを将来につなげるため』に、小学生以下の子どもの入場料金(C席)を100円に設定。ゆるキャラのぴぱんくぅが来場し、大会前には大仁田自ら先生として、子どもプロレス体操教室を開いた。さらに、大仁田がライフワークに掲げる『イジメ撲滅』の取材でテレビ局も入った。 メインイベントは『有刺鉄線四角いジャングルデスマッチ~エニウェアフォール・トルネード6人デスマッチ』で、対戦カードは大仁田&雷神矢口&櫻井匠vsミスター・ポーゴ&竹田誠志&間下。大仁田にとって、ハードコアの原点である有刺鉄線を用いたボードなど、さまざまな有刺鉄線アイテムを場内外はおらか、観客席にも設置。場外で決着がつく可能性もあるため、レフェリーは3人体制を敷いた。 試合はのっけから大荒れとなり、場外での大乱闘に発展。大仁田は竹田のスピア―を食って、リング下の有刺鉄線ボードに転落し悶絶。矢口と間下がイスチャンバラ。櫻井がポーゴのビッグファイアーを食って戦闘不能に。蘇生した大仁田がギターで竹田、ポーゴを一撃。ポーゴ組は大仁田の体を有刺鉄線でグルグル巻きにすると、間下が有刺鉄線ボード越しに大仁田にケンカキック。そして、2つの有刺鉄線ボードで大仁田をサンドウィッチ状態にすると、その上から竹田が強烈なイス殴打。間下が大仁田を押さえ込むと、ポーゴと竹田も押さえてすりーかうんとが入った。 ホームでの年内最終戦で黒星を喫してしまった大仁田だが「苦しいこと、悔しいこと、負けることだってあるだろ。負けても次勝てばいい。今日は電流爆破以外のことを一生懸命やったつもりです。今日はありがとよ!」と締めくくった。 試合後、大仁田は「負けがあれば、次勝てばいい。今日はイジメ撲滅の取材もあって。将来ある子どもたちにプロレスが夢や希望を与えられればいい。若手の櫻井も頑張ってたし…」と話した。邪道軍へ勧誘している間下に対しては「俺がデスマッチもすべてやれるオールラウンダーに仕上げてやる」とコメントした。