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6日、東京みやこ・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『PROGRESS 10』が開催。格闘探偵団が“インディー統一”に挑むも夢破れた。 『格闘探偵団』は、バトラーツに魅せられてプロレスラーを志したあべふみのりと、【アストロノーツ】のパートナーであり阿部の影響でバトラーツにハマった野村卓矢の手によって創設。 2人は“バトラーツの復興”を掲げるわけではなく自らの手で“最新型のB”を創り上げるという理想を胸に立ち上がり、石川雄規や日高郁人、澤宗紀といった元バトラーツの面々が全面バックアップ。2人が受け継いているのは格闘探偵団という名称や技術・人脈ではなく『格闘探偵団バトラーツ』の“イズム” そのもの。格闘探偵団の試合は国内よりもむしろ海外で熱狂的なファンを生み出しており、野村も大日本プロレスを退団して格闘探偵団の所属になるなど本気で取り組む姿勢を見せている。 格闘探偵団であるあべふみのり&野村卓矢&一般人・澤宗紀は、今年2月にTTTの6人タッグ王座を戴冠。阿部&野村の実力は折り紙付きながらも、懸念事項は澤がプロレスラーではなく一般人であること。 かつてバトラーツで石川雄規と並び立った歴戦の猛者であっても、トンパチを極めて次の世代に多大な影響を残した偉大なスターであっても、なぜか引退した後もコンスタントに試合に出続け今月は7試合も決まっている売れっ子であっても、なぜか現役時代よりマッシヴな肉体を作ってあっても、昼と夜でタイトルマッチを含むダブルヘッダーもこなすタフな存在であっても、一部で”世界最強の一般人”という異名が付けられて王座戴冠を果たすなど現在もプロレス界で結果を出し続けていても、一般人は一般人。 きちんと引退して一般人に戻っているため「もはや『一般人・澤宗紀』というリングネームのプロレスラーなのでは?」という素朴な疑問は頭の中で思っても口に出さず胸中に秘めておくべきデリケートなものだ。 TTTのタッグ王座は【新生ゴキブリ商会】の藤田ミノル&吉田綾斗が保持。綾斗の所属団体であるつーえーだぶりゅーでも縁が深い2人だが、真面目に不真面目な試合を行う藤田に振り回された綾斗がキレまくり、息が合っているのか合っていないのか分からない連携でいつの間にか勝っているという実力派タッグだ。 この日は、あべふみのり&一般人・澤宗紀が同王座へ挑戦。